質問日:Tue Jun 09
【林先生の回答】
こんにちは。林則行です。
まず、「夜間PTSの動きがよく当たる」と感じる理由から説明しますね。
夕方に東証が閉まった後、企業から好決算や上方修正などの発表があると、投資家たちはその企業の株を「早く買わなきゃ!」と夜間PTSに集まります。
ここでついた株価は、次の日の朝の動きを先取りしていることが多いんです。
だから、翌朝の東証でも同じように高く始まることが多く、「夜間の予想が当たった」と感じるわけですね。
「じゃあ、夜間PTSの通りに動くんだね」と思うかもしれませんが、実はすべてがそうなるわけではありません。
昼間の東証に比べて、夜間PTSで取引している人は圧倒的に少ないんです。
なので、数回の大口の取引で株価がグッと動いてしまう。または、誰かがパニックになって売ると、一気に暴落してしまう。
などのことが起こることがあります。
その結果、夜間PTSでは「ストップ高」の近くまで大盛り上がりしていたのに、翌朝の東証が始まってみると、
冷静になった投資家たちによって「あれ、少ししか上がってないな…」というガッカリな結果になることもよくあります。
これ「オーバーシュート、行き過ぎ」と言いますが、夜間の株価をすべて鵜呑みにするのは危険なんです。
最後に、「株価の数字やチャートが動かないんだけど?」という疑問についてです。
先ほどお話しした通り、夜間PTSは参加者が非常に少ないです。
そのため、「売りたい人」と「買いたい人」の条件がなかなか噛み合いません。
その結果、1分間、ときには1時間以上も「取引が1件も成立していない」という状態が普通にあります。
売買が成立しないと、画面の数字やチャートは更新されず、止まったままになってしまい、株価の数字やチャートが動かないようにみえるということになります。
他にもご質問があるようでございましたら、お寄せになってください。
