質問日:2026/09/20
【林先生の回答】
こんにちは。林則行です。
この業績の判断で大事なのは前年同期比なんですね。
それで一番大事なのが直近の四半期、
それからその一つ前の四半期、
このあたりが一番大事です。
それに続いて大事なのが約一年間の業績ですね。
こういうのが大事になってきます。
全て前年同期比で見ます。
絶対額ではないです。
それからEPSも非常に重要なんですが、
どういうことかというと日本で一番重要なのは経常利益じゃないかなというふうに感じます。
米国では明らかにEPSを見ます。
これは市場での癖だと思ってください。
日本では経常的に流れていく利益がどうなんだというのを見ます。
EPSの場合は純利益ですから、
純利益というのは大きな損失、
例えばこの四半期について言えば工場がちょっと燃えちゃったとか、
それから大きな株式投資をして失敗をしたとか、
そういうのでその期だけ特に損が出ることがあります。
経常利益の場合はそれがありませんから、
こちらで見ていくというのが日本人の考え方のようです。
米国の場合はそういうのはもう細かいことは分からないから、
全部EPSで見ようということですね。
何が一番指標として重要かというのは、やっぱりEPSです。
これは純利益そのものだと、
一株当たりの利益がどうなっているのかというのは分からないですよね。
例えば利益が増えたけど株数が倍になってたら、
これEPSとしては全く同じですよね。
それは米国人たちもそうですし、
日本人でもそうですけれど、
好まないわけです。
自分の利益というのは、
投資家にとっては一株ずつ持ちますから、
一株当たりの利益が重要だとこのようにお考えになってください。
ということで、
もう一度話を繰り返すと、
見るものは必ず前年同期比だと。
一番大事なのは何かと言ったらEPSだ。
それ以外に重要だと言えば、
日本の場合は経常利益の伸び率だということになります。
ということでご理解いただけましたでしょうか。
他にもご質問がありましたらお寄せになってください。
