質問日:Thu Apr 16
【林先生の回答】
こんにちは。林則行です。
「国債が一番危ないんですか?」という問いですが、一番危ないです。
あなたがご存知のように、日本には国債が1200兆円あるんですよ。
それでこの1200兆円ですけれども、これ毎年増えてるんですね。
戦後1年たりともこの金額が減ったことはないんです。
ただ、新しい政権が、まあ1年発起して、今年1兆円だけ減らすという政策を立てるとするじゃないですか。
そうしたら1200兆円ある借金は1199兆円になるというのはわかるじゃないですか。
翌年も同じことをすれば1198兆円になりますよね。
こうやって1兆円ずつ減らしていくという政策を立てるということは可能ですよね。
さて、ここであなたにクイズですが、これを続けていた時に何年経ったら1200兆円の借金はゼロになるのでしょうか?
答えは簡単でしょ、これ1200年かかりますよ。
1200年というと今から1200年前だと藤原道長が活躍していた時代ですよね。
藤原道長が抱えていた借金を私たちが今やっと返し終えたというようなことが今後起きると思うでしょうか?
それは起きないよね。
だって藤原道長なんて我々にとって全然知らない人だし、その人の借金を何で我々が返さなきゃいけないんだいっていう話になるじゃないですか。
つまり、借金というのはその時代その時代に返し終えないといけないんですよ。
そのために何が起きるかというと、大きなインフレを起こすしかないということですね。
100倍のインフレが起きれば1200兆円の価値は12兆円になるじゃないですか。
これがインフレであり、政府が今まで取ってきた方法です。
江戸時代の終わりにも大きなインフレが起きました。
それから第二次大戦の時、軍国政権がありましたけれど、それが終わった時も大きなインフレが起きました。
こうやって時代ごとにインフレを起こして借金を返してきたのが今までのやり方です。
日本の歴史とかを読むと、例えば平安時代から鎌倉時代になった時に、
政権同士が戦争をして勝った方が政権を取るような言い方をしていますが、これは正しいようで正しくないです。
正しいのは、もう借金が多すぎてその時代が終わりかけたから、その時に新しい勢力が出てきたということです。
ここから大きな株価の下げが来ると、どうしてもデフォルトが起きてしまうだろうと思います。
ですから、できるだけ国債からは遠ざかる資産運用をしていくのがいい、このようにお考えになってください。
他にもご質問があるようでしたら、お寄せになってください。
