一番気になるのは大暴落です。 林先生の言われる大暴落とは現在の日経平均66232円(7/21)がどのくらいの期間をかけて、およそ何円まで下落すると予想されていますか? またその後、大底から反転して何円くらいまで上がると予想されていますか? もう7万円台になったり、市場最高値を越えることは期待できないのでしょうか? それと積み立てNISA口座でeMAXIS Slim米国株式(S&P500)を保有しており、 現在含み益が150万円ほどあるのですが、今売っておいて、大底と思われる付近で買い直すのが良いでしょうか?

質問日:Wed Jul 22


【林先生の回答】

こんにちは。林則行です。

日経平均が今後どうなるかっていう話ですが、もう1回7万3千円をトライするかというと、ないんじゃないかなとは思いますが、
ここから下なのか上なのかっていうと、上の方向だろうというふうには思っています。

その最大の理由は騰落レシオなんですよね。騰落レシオがまだ弱くなっていないです。
これはSP500に関する騰落レシオです。
日本はそんな大きい市場じゃないですから、世界の7割は米国の時価総額なんですよね。
ですから、米国がある方向に動けば、日本株も当然同じ方向に動く。
このSP500の騰落レシオがまだ強いですから、日経平均もどちらかというと上がっていく方向にあるだろうと思います。

ただ、その期間や幅はそれほど大きくはないんじゃないかなというふうに思っています。
そう思っている最大の理由はAI相場がもう終わっちゃってますよね。
ただ終わってないのがまだ金融株ですね。
金融株、JPモルガン、それからゴールドマンサックス、こういうところの株がまだ強いです。
そんなところでもう少し上値付近で株価が横ばい圏を続けるんじゃないかなというのが考えているところです。

じゃあどのぐらいまで下がるのかというと、暴落が始まってから2,3年の間に株価が下がって、8割は下がると思った方がいいです。
7万円ちょうどで計算すると8割下がるとすると、2割残りますから1万4千円ですよね。そうすると1万円に届くか届かないかというところになるでしょう。

その反転してどのぐらい動くかということですが、
一般的に私たちが望ましいと思われるのは1万円から3万円ぐらいの間をうろうろして、そんな期間が10年とか続くということです。
それは過去1989年の12月をピークとした相場が生じて、そのあとに2009年までの動き、これがそんな動きだったですね。
そういうふうなのが繰り返されるというふうに考えるのが一番楽観的なシナリオです。

そうじゃないシナリオというのはありまして、例えば株価が7万円、10万円、30万円と上がっていくというシナリオですよね。これは大変なことになります。
数字が上がってくるからいいというものですけれども、そのときはインフレが例えば10倍だとか30倍だとかということになっている場合です。
トルコやベネゼラの株価がこれに当たります。
ものすごく株価が上がっているんです。
だけれど、それはただインフレが上がっているだけなんで、こういうことになってしまったら私たちの生活はもうひっちゃかめっちゃかになってしまうと。

どちらになるかは現時点ではちょっとわからないですね。その中間的な話も当然あります。
これらについては暴落が起きてからどういうことが起きるのか、それによって判断をしていくのしかないだろうと思います。

今僕がお勧めしているのは金ですが、金以外のものは今年中にまず処分をして、それで金投資に1本にかけていくというのがいいというふうに考えております。
金投資をポートフォリオのほぼ全てにして、あとは金1本、それ以外の米国株などは売却をして、そちらに当てていくのがいいでしょう。

そのようにお考えになってください。他にもご質問があるようでございましたらお寄せになってください。

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