質問日:2026/09/17
【林先生の回答】
こんにちは。林則行です。
良いところに目をつけていらっしゃいますね。
確かに日本は、ワクチンの件でも米国に相当貢いだでしょうし、他にもそのような話は多数あります。
合わせて相当な額を貢いでいるでしょうね。
そしてあなたのおっしゃる通り、世界に名だたる富豪たちは米国の人ばかりですよね。
ではそんな、世界トップの富豪たちはいったいどれほどの財産を保有しているのか。
フォーブスという信頼できるメディアが、その推計を公表しています。
まずは世界の富豪トップ10は、まさにあなたが挙げてくださったような方々ですが、彼らの総資産を合計すると「約3兆ドル」です。
もっと広げて、トップ400人を合計すると「約8兆ドル」です。
あなたがお気づきの通り、上位のごく数人の方々に、富のウェイトが偏っているのがよく分かりますね。
これらは統計を取るタイミングによって前後しますが、今年9月の情報ではこの通りでした。
ではもし仮に、これら約8兆ドルの財産を全部取り上げたとします。
それでどれだけ米国の借金をカバーできるかというと、わずか20%です。
米国政府の累積債務は40兆ドルですから、仮に世界トップの富豪たちの財産を一度に全て取り上げても足りません。
もちろん納税額でいえば、確かに彼らは庶民とは比べものにならない莫大な額を納税しているはずですが、それでも年額は総資産のうちわずか数%にすぎないはずです。
何より収入がどんなに大きくても、支出がそれよりも大きければ、赤字は膨らみ続けます。
米国の赤字は2022年頃から急拡大しています。
ということで年間の税収では到底カバーできませんし、カバーできないからと言って、仮に富豪たちの財産を全部取り上げても足りません。
もし本当にそんなことをしてしまえば、それこそ崩壊の引き金になりかねないですから、実際には取り上げることはないですけどね。
他にもご質問があったら、お寄せになってください。
