質問日:Fri Jul 24
【林先生の回答】
こんにちは。林則行です。
希薄化後のEPSっていうのは、なかなかこれ分かりにくいんですけれど、じゃあここまで分かればいいという話をまずしておきましょう。
それは、希薄化後のEPSというのは常に希薄化前のEPSよりも小さいです。
これは言い方で分かりますが、希薄化っていうことは要するに薄くなるって意味じゃないですか。
薄くなったものということですから、その前と後を比べたら必ず薄くなってますよね。
そうじゃなかったら、これ濃くなってったらおかしいですよ。
そういうふうにお考えになってください。
私たちが見るのはここだけ分かればいいんですよ。
私たちが見るのは常に希薄化後のEPSだということです。
希薄化前のEPSは見る必要がないです。
ここさえ分かれば、その中身が分かんなくたって、投資家としては十分だとこういうふうに思ってください。
でも、そうは言っても、じゃあどういうことなんだ、知りたいって言えば、当然ここからは説明をします。
それで株数なんですよ。
簡単に言うと、例えば今100万株発行している会社があるとします。
この会社がこういうことを言い出すんですね、株主に。
ここからもし株価が2割上がりましたら、魅力的な価格で株をもう少しお分けすることができる、そういうオプションを差し上げますと、こんなふうに言い出すわけですよね。
そうすると100万株なんですけれども、
今2割株が上がったら、あと10%だけ最高でね、10%だけ株数を増やすことができるようにすると、それを魅力的な価格で投資家にお分けする、
こんなことを言い出すわけですね。
それを聞いた投資家が、だったら買おうかとかっていうことを思うわけです。
これはその時点では確かに魅力的なんですが、その会社にとっては100万株が最高で10%増えるってことになりますよね、最高でですよ。
そうするとこれは希薄化後は100万株じゃなくて110万株になるっていうことですね。
全てが実行されたという前提で、これは計算をします。
そのように考えて希薄化後というのを作っていきます。
ただ今の言ってるようなことが何だかよく分かんないって言ったら、それはそれでもいいです。
それで大事なのはとにかくEPSというのは希薄化後で見るんだと、ここだけ分かれば十分です。
他にもご質問があるようでございましたら、お寄せになってください。
