先日相続税に関するのお話があったのでこちらも気になりました。 子供の将来のための積み立ててた貯金(子供用の口座JAバンク) を金の投資に当てたいと思ってます。 金のETFで考えてるので楽天銀行で子供用に口座を作ってそれを運用しようと 思いますが何か問題はありますでしょうか? また最善の手段がありましたらご教示いただければ幸いです。 JAバンクから楽天銀行にネットバンキングで移動(2-300万円) →楽天証券で金に全額投資。 どうぞよろしくお願いいたします。

質問日:Tue Sep 08


【林先生の回答】

こんにちは。林則行です。

お子さん名義の口座から、
同じくお子さん名義の別の口座へ
お金を移すだけなら、
贈与にならないだろうと
考えられたのですね。

ですが実際は、
そうはいかないものです。
贈与税を避けるのであれば、
まとめて全額ではなく
年間100万円くらいを、
必要なタイミングでお子さんのものにしていく
形が良いのではないかと思います。

税務上では、
「口座が誰の名義なのか」以上に、
「その口座の実質的な持ち主は誰か」
を見られます。
たとえばお子さんが幼いころから、
あなたが積み立ててこられたお金であれば、
通帳や印鑑、
そしてお金の出入りは
ずっとあなたが管理なさっているのでは
ないでしょうか。
そうなると、
名義がお子さんでも、
中身は実質的に「あなたの貯金」とみなされる
可能性が高いのです。

その状態でお子さんの別の口座に移すと、
その時点であなたからお子さんへの贈与と
みなされ、
年間110万円を超える部分に
贈与税がかかる可能性があります。

もう一つ、
お子さんが18歳以上か18歳未満かでも、
話が少し変わってきます。
18歳未満の場合は、
別の口座に移しても
「未成年の口座を実質的に管理しているのは親だ」
と見られることがあります。
これなら「親のお金」を動かしただけですので、
その時点では贈与になりません。
それでも、
いずれお子さんのものになる時に、
「親から子への贈与」になること自体は
変わりません。

お子さんが18歳以上でしたら、
新しくお作りになる口座は、
名義だけでなく通帳も印鑑も
お子さんご自身の管理にしていただいて、
「名実ともに」
お子さんのお金という形にしましょう。
年間110万円以下におさまっていれば、
きちんと「贈与を成立させる」方が良いんです。
もし「贈与ではない」と判断される余地を残して、
いつかまとめて贈与税の対象にされたら
大変ですからね。
そしてお子さんご自身の意思で、
ご自分の証券口座で運用することも
大切です。

税務署の判断は
ぼくたちでも完全にわかるわけでないので、
最終的にはお近くの税務署や、
国税の相談ダイヤルなどへも
聞いてみてくださいね。
(国税相談ダイヤル:0570-00-5901)
通話料はかかりますが、
質問や相談は無料で、
しかも匿名で質問することができます。

また分からないところがありましたら、
ご質問をお寄せになってください。

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