質問日:2026/09/18
【林先生の回答】
こんにちは、林則行です。
ぶっちゃけて、とお書きいただいたお気持ちのまま、正直に悩んでおられることが伝わってきました。
日々お悩みとのこと、無理もないご状況かと思います。
まず順番に整理させてください。
一番大事なのは、金を売らずに済む道を先に考えることです。
ぼくは金はこれから大きく上がると見ていますので、
来年のために今の金を取り崩すのは、確かに惜しいところです。
ただ、頭金をCFDで稼ぐというお考えには賛成できません。
CFDは仕組みとして、思惑と逆に動いたときの傷が深くなります。
しかも今回は「来年の春までに、この金額を作る」という
期限と金額が決まったお金かと思います。
期限のあるお金を、値動きのあるもので作りにいくのは順序が逆です。
必要な時期が決まっているお金は、
値動きしない形で確保しておくものだと考えています。
損切りを決めておけば、というお気持ちは分かりますが、
損切りが続けば頭金は減っていきます。
そうなったときに一番困るのは、お店の計画そのものです。
頭金は、まず手元の現金や、銀行さんとの借り換えの組み立ての中で
どこまで詰められるかをお考えになるのが先かと思います。
そのうえで足りない分を、どうしても金の一部から出すかどうか、
という順序ですね。
金を一部だけ手放すことになったとしても、
それは失敗ではありません。
1.8キロと1540をお持ちのうち、必要な分だけを現金化して、
残りは持ち続ければよいのですから。
次に太陽光発電のことです。
これは、ぼくが結論を出す種類のお話ではありません。
売るか持ち続けるかは、あなたの事業全体の組み立てと、
ご家族のお考えで決まるところだからです。
ただ、判断の材料はお示しできます。
FITが白紙になることを心配なさっていますが、
仮に国の財政が厳しくなっても、買い取り制度は
電気を使う側から集めた賦課金で成り立つ仕組みです。
国債の元利払いとは別の財布なので、
すぐに全部が反故になるとは考えにくいところかと思います。
もう一つ、今売っても借入金返済と税金で手残りがほぼ無い、
とお書きだと思います。
手残りがほぼ無いということは、
売って得られるものがほとんど無いということでもあります。
一方で残り15年で約6000万円という数字は、
今の制度が続けばという前提の数字です。
この両方を並べて、どちらの不確かさを受け入れられるか。
そこが判断の分かれ目になるかと思います。
売却時の税金がいくらになるかは、
法人の他の損益とも絡んできますので、
顧問の税理士さんに具体的な数字を出してもらうと、
ずいぶん考えやすくなるはずです。
お店のこと、太陽光のこと、金のこと。
三つを同時に決めようとすると苦しくなりますから、
まずはお店の頭金の道筋を一つ立てるところから
お考えになってみてはいかがでしょうか。
考えが進んで、また迷うことが出てきたら、
遠慮なくお聞かせください。
