質問日:2026/08/15
【林先生の回答】
こんにちは。林則行です。
短期的なリスクをあなたはお考えになっていらっしゃるということなんですよね。
それから、僕が言っているのは長期的な観点からお話をしているということです。
金価格はいろいろな理由で下落はします。
ただ、長期的には上がっていくんだというのが僕の考え方なんです。
あなたが言っているポーランドやトルコが金を売却したから金価格が下落したんだというのは、まず本当かどうかは分からないです。
僕が知っている範囲の統計を見ると、この四半期においても中央銀行、金の購入量というのはかなり大きいんですね。
過去最高とは言わないですが、それにほぼ近いぐらい大きいです。
それから、ロシアが売るからだという考え方がないわけではないですが、だからといって他のところも買います。
一番大事なのはそこではないんですね。
過去、この金が上がってきた理由の最大のポイントは、債券がすごく出されてきた。
債券というのは偽物のお金ですから、本物のお金である金の需要が大きくなってきたと、こういうふうに考えてください。
1960年から金価格は138倍になりました。
これに対して米国の国債は36倍大きくなっているんですよね。
簡単に言うと、これほぼ同じように大きくなってきているということです。
今後もし米国がもう国債の発行を止めるんだということになれば、米国の通貨は強くなってきますから、金価格は弱くなります。
その際は当然、日本も同じように「右へならえ」で、今1300兆円ある国債の発行を減らして、例えば来年には1200兆円の発行残高、その次の年は1100兆円の発行残高というふうに減らすことができれば、金価格を下落させることは容易なんですよね。
ところが、あなたもご存知のように、この1346兆円ですかね、このある借金を来年はおそらく1400兆円にはなりますよ。
そして、1500兆円とかになっていくんですよ。
これ、減らした年って過去一度もないですからね。
米国も全く同じです。
そんなことができないんですよね。
だから、金価格はどんどん上がるんだというのが一番分かりやすいロジックなんですね。
そのようにお考えになってください。
最終的にはどうせ連中はデフォルトしますから、そうなれば金価格はかなり上がると、そういうふうに思った方がいいでしょう。
他にもご質問があるようでございましたら、お寄せになってください。
