金価格が4倍になった後の売却時にはデフォルトの心配は不要である旨、また資産税は 何度もやられ、不動産も対象になる旨承知いたしました。 私の方でもネット上で戦後(昭和21年)の資産税(財産税)がどうであったか、調べて みましたところ、預金は預金封鎖によって額面通りに評価されたのに対して、不動産は インフレの中、戦前・戦時中の公定価格に近い水準で評価されたため、土地や建物の 評価額はかなり低く抑えられていて、相対的に負担が軽かったという説明がありました。 一番良いゴールドはある程度保有する前提で、併せて不動産も良いのかなと思いました。 といいますのも、この当時、ハイパーインフレによって不動産価格は実質的には爆発的に 上がったのに対して、住宅ローンは額面のまま変わらなかったので、お小遣い程度で返済 ができたとも書かれてありました。 ただ、次回はどうなるかは分からないです。そこでリスク分散という観点である程度安い 不動産をローンで買っておき、最悪は上昇するゴールドでローンを返済してしまうこともあり なのかなとも思いましたが、林先生のご意見をお伺いできれば幸いです。 失業者が増えると、空室リスクが増加する点や金利が上がって返済できなくなる人が増え、 不動産相場が下落るリスクもありそうだなと、心配の種は増えるとも思いますが。

質問日:2026/10/27


【林先生の回答】

こんにちは。林則行です。

まずこの資産税の問題でございますけれども、
これは2つに分けて考える必要があります。

つまり資産税をいつやるかということで、
株価が下落時にやるのか、
それから上昇時にやるのかということです。

今政府が1300兆円を返せないのはもう誰の目にも明らかなので、
仮に株価が下がっていく段階で、
政府はできるだけこのデフォルトを避けたいという理由から、
まず資産税を導入するっていう可能性があるわけですよね。

つまりデフォルトの前にやるっていう考え方です。

そうするとその時点では不動産価格はうんと下がっていますから、
不動産を買っておくというのはやらない方がいいということになってしまいます。

あなたが書いているように、
この時点では空室率も高いはずです。

その後でまた株価はデフォルトをしますから、
うんと下がっていきますよね。

デフォルトをすれば当然インフレが起きます。

インフレが起きてきた時に、
金価格は大幅に上昇をします。

大幅に上昇した中で、
一般的に物価も大きく上がってしまうんですよね。

どういう形か分からないですが、
例えば金価格が10倍ぐらいになると。

この時点でインフレが5倍ぐらいになるとしましょう。

ということは実質的な金価格は50倍になるという意味ですよ。

今10倍というのは、
金の本質的な価格が今10倍になったという言い方をしました。

ただ今言ってる数字はそうなるという意味ではなんですけれども、
現実的に仮に5倍のインフレが起きたとしましょう。

これを抑えるためにまた資産税を導入するという可能性はあります。

その時はどういう風になるかというと、
全ての物価が上がっていますから、
この時点ではあなたが言ってる不動産の方法というのは非常に良いものになるだろうと思います。

この時点でここが難しいところなんですが、
この時点でもう先に金は天井を打ってる可能性はあるんですよね。

金を持っているんでしたら、
そちらの方がおそらくいいでしょう。

まだそこから金は上がりますからね。

ただもう金を売ってしまった段階で、
何か現金にしているとか株にしているとかになっている可能性があります。

その場合は、
あなたが言っている不動産というのは非常に魅力的なものになるだろうというふうに思います。

ですからこのいつそれが起きるんだと、
両方で起きる可能性当然ありますよ。

いつその資産税が導入されるんだと、
これに本当にかかってくるんじゃないかな。

それによって不動産を持つべきかどうなのかっていう考え方になるというふうに思ってください。

ただ不動産はあなたがご存知のように、
少しややこしい資産ですよね。

例えば今日買って明日売りみたいなことはできないです。

どこを買うかによって全然そのリターンが変わってきますよね。

そういう中である程度目利きがないとできませんから、
簡単ではないというふうには思ってください。

他にもご質問がございましたらお寄せになってください。

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