未来見えるテレビ 8 月号の動画において、林先生は金利が上昇するすればするほどゴールドが上昇すると説明されました。 すなわち、金利が上昇することによって偽のお金である債券の価値が下落し、それと反対に本物のお金であるゴールドの価格が上昇するということですね。 米国の長期金利(10 年国債)は 1980 年頃をピークに約 40 年間下落した後、2020 年に底打ちをして現在まで上昇トレンドを形成しています。 長期金利の大きな流れを見ると少なくともあと 15 年ぐらいは上昇トレンドを描くのではないかと思います。 ということはゴールドの上昇相場についてもあと 15 年ぐらいは続くと考えてもいいのでしょうか? そのように考えると以前林先生がおっしゃっていた「ゴールドは 3 年ぐらいのうちに天井をつける可能性が高い」という予想との整合性がよく分かりません。 3 年ぐらいのちというのは通貨や国債のデフォルトが予想される時期だと思うのですが、 そこで一旦ピークを付けた後は長期金利が上がり続けたとしてもゴールドは下降トレンドに入るということなのでしょうか? 林先生は通貨デフォルトの頃にゴールド価格が天井をつけたら全て処分するつもりであるとおっしゃってました。 もちろん天井をつけた後に下降トレンドに入るのであれば、ゴールドを保持し続けるのは資産運用という面では機会損失になるのかもしれません。 しかし他方長期金利や他のコモディティ価格の上昇トレンドが引き続く中でゴールドだけ先に処分してしまってもいいものなのか悩むところです。 まあこれは 3 年後に悩んだらいいことかもしれませんが、現時点での先生のお考えをお教えください。 よろしくお願い致します。

質問日:Wed Aug 26


【林先生の回答】

こんにちは。林則行です。

長期金利の上昇が15年続くかどうかは分かりませんが、結構高いレベルが続くというのはそのように思っています。
ただ、それとゴールドのピークが重なるかどうかというのは、これは分からないです。
ゴールドは結構早めにピークをつけるでしょう。

1980年の1月の時にピークをつけましたけれども、長期金利のピークはその1年半ぐらい後でしたから、これ必ずしも同じ時期じゃないんですよね。
そうは言っても、それ1年間2年しか違わないじゃないかと言えば、そうなんです。
それで、どんな感じになるかというと、ここから上がる金というのは恐ろしく上がると僕は思っています。
その場合、長期金利も恐ろしく上がるということです。

例えば30%とか、大きい場合はもっと大きい50%とか、そうなる可能性はあります。
そうすると、金の価格はその随分前にピークを打つと思っているわけです。
これなぜかというと、金は債券とは違ってそんなに参加者がいるわけじゃないですし、生活そのものには関わらないですよね。
債券価格が上がるということは、これは例えば銀行でお金を借りている人たちに大きな影響を与えますから、こっちは売りも買いも結構参加者が多いんですね。
というよりは、株以上に参加者が多いのがこの債券市場です。

だから、こっちはゆっくり進みますが、金の方は割と早めにピークをつけてしまうと思うんですよ。
だから、長期金利が例えばここから5年後にピークをつけるとしたら、金は3年ぐらいでつけると、そういう感じになるんだろうと思います。
その時が例えば30%増しとかというのが金利だとすれば、金価格はその倍ぐらいは上がってもいいだろうぐらいに考えています。

他にもご質問があるようでございましたら、お寄せになってください。

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