長期金利と金価格の関係に関する質問です。 15日の日経新聞に「長期金利、世界で上昇」との記事がありました。 その大きな要因として、中東情勢の緊迫化があるとのこと。 金利の上昇は金価格にはマイナスになり、ここ最近は金価格もさえない動きになっています。 専門家のコメントだと中東情勢が落ち着くのは当面難しいとのこと。 そうなると先生もご指摘のように、今年の金価格は年末までお休みということになるのでしょうか。 更にはインドの首相が国民に対し金購入の自粛を要請するなど金価格にとっては悪材料が増えており、金価格にとっても厳しい状況が続くのではと考えますが、如何でしょうか? 先生のお考えを教えて下さい。 私自身は先生からのアドバイス通り、RSI等の指標を見ながらコツコツと金を増やしている状況ですが、 最近の金価格の動きを見ていると、精神的にはあまり気分の良いものではありません。

質問日:Mon May 18


【林先生の回答】

こんにちは。林則行です。

金価格は年末までお休みという考え方を僕はしていますが、特に今のところ大きな変更はないです。

それからこのインドのことでございますけれども、確か以前は6%だった金に対する税金を15%に上げました。
それがあなたが言う自粛の要請ということだろうというふうに思っていますが、これは悪材料というよりは好材料ではないかなというのが僕の考えるところです。

インド人がなぜ金が好きかというと、インドの政府に対して信頼をしていないんですよね。
だから自分で金を持って自分の財産を守るんだというのが伝統的に根付いているわけです。
彼ら政府が正確に言っていますけれども、今のままでは外貨が持たないから金を買わないでくれと、こういう意味で税金を増やしたわけです。

ということはますますインド人たちはインドの政府を信用しなくなるわけですから、これはもう大変だと。
じゃあもっと金を買おうという動きになるはずだというのが僕の考え方です。

一般的に政府が何かをした場合は、裏目に出るのが普通なんですよ。
つまり政府というのは頭の悪い連中の集まりですから、大事なことがわからないんですよね。
自分で経済を動かしたことのない連中がやっています。

ただそういうことが重要ではなくて、一番大事なのはここから米国の株価が下がっていくときに、やっぱり金価格が下がる可能性があるということですね。
これはどのぐらい下がるかは今のとこ予測はつかないです。
ただ非常にいいのは長期金利が上がっていることですね。
長期金利が上がれば、つまり債券価格が下がるわけですから、「一番重要な本当のお金は何なんだ」という話になっていきます。

そういう中で金価格が上がる可能性があるということで、専門家が長期金利が上がると金価格が下がると言っているらしいですが、これはバカの骨頂の話です。

ということで他にもご質問があるようでしたらお寄せになってください。

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