純金の積立投資について質問や疑念がありますので、林先生のご意見をいただきたいです。 日本マテリアルの純金積立の約款には、「日本マテリアルが事業困難に陥った場合には、速やかに相当額の円にて返金する。」とあります。 つまり、個別保管している純金をお客に届けるのではないということです。  仮にアメリカや日本でデフォルトが起きて、円の価値がゼロになったとします。 日本マテリアルが事業困難に陥って精算する際には、せっかく積立した純金資産が、デフォルト時に価値のない円にすり替えられてしまいます。 全て日本マテリアルに吸い取られる形です。 以上より、少なくとも日本マテリアルの純金積立は、デフォルトのような混沌とした事態において、資産の保全にならないように感じます。 ただし、日本マテリアルでのスポット購入が難しい現状を踏まえて、一時的に純金積立投資とし、日々の引き出しにて現物を手に入れる方法が資産保全になりそうですが、林先生のご意見をお聞きください。 次に心配なのは、田中貴金属の純金積立も同様でしょうか?ご存知でしたらご教示ください。

質問日:2026/03/12


【林先生の回答】

こんにちは。林則行です。

あなたが言っている通り、日本マテリアルに限らず、全ての業者は、こうした非常時の条項をつけているはずなんですよね。
ただ、こうしたことが起きる可能性というのは、あまり高くはないと思います。
ですから、そのままお持ちになるのも一つの方法だろうと、僕は思います。

ただ、これどういう時、事業がこんなになるかわからないですが、そうしたことが仮に起きた時に、その日の時点での金額で、金を金に変える、金価格で現金に変えるということをするでしょう。
その価格というのは、かなり上がっているというふうに思ってください。
ただ、そこで損失が出るということではないんだろうと思うんですよね。

ただ、日本マテリアルが仮に今日倒産して、今日か明日にお金が振り込まれれば、それはいいですけれど、やっぱりこれ、1週間、2週間、場合によっては1か月ぐらいかかるかもしれないじゃないですか。
そうすると、その間に金価格はウンと上がりますよね。
なぜかというと、日本マテリアルや田中が倒産するようなことがあるということは、日本経済にとって大きな危機が訪れているということであり、その時、金価格は大きく上昇するはずなんですよ。
そうすると、その1か月間の機会損失は生じてしまいます。

あなたがこういうことを怖いと思っていらっしゃるのであれば、これは純金を買うしかないです。
これだったら、別に純金積み立てと違って、自分の手元にあります。
こういうふうに考えてほしいんですよね。

純金とそれ以外の投資、要するに金の延べ棒とそれ以外の投資の最大の違いは、純金は手元にあるということ、それ以外の投資は業者の手元にあるということ。
業者の手元にあれば、銀行預金でも全部そうですよ。
簡単に言えば、向こうの言うなりですよ。
だから、向こうが倒産しました、返しませんと言ったら、いろんな方法はあるかもしれないけれど、やっぱりそれは弱いですよ。
だけど、こっちの手元にあるものは強いと、その違いがあります。
ということをよくお考えになってください。

他にもご質問があるようでございましたら、お気軽に聞いてください。

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