質問日:2026/03/01
【林先生の回答】
こんにちは。林則行です。
いいご質問ですね。
あなたが、どんなことをイメージしておくのかというのは、とても大事なことなので、お話をしておきましょう。
あなたが言っているように、インフレがおそらく起きるだろうと思います。結構でかいインフレでしょう。
そのとき株価がどうなるかというと、おそらく8割は下がるでしょう。8割以上に下がるんじゃないかな。
ただ、ここは注意しなければいけないです。まず株価が下がります。下がってきたときに、7割か8割下がってきたときに、そこまでいくかな、ちょっとそこがわからないですけれども、米国がデフォルトします。デフォルトをすると、日本も同時にやりますから、G7は全部一遍にやりますけれども、そうすると、そこからまた半値になるわけですよね。
それで、その後どのくらいの期間が経つかわからないですが、株価が底をつけたときに、インフレが始まりますから、インフレが始まると株価は上がっていきます。なぜかというと、例えばあなたが今行く会社まで、電車で行っていると仮定すると、200円かかるとすると、それが400円になったりするわけじゃないですか。床屋も今あなたが1500円で行っていたら3000円になりますよね。つまり全てのものが2倍になるのをインフレというわけですけれども、同じように株価も2倍になるわけですよ。だけれども、実質は同じですよね。でもそういうことが起きます。
そのとき、金も当然2倍にはなります。ただ、インフレのときに上がるもの、例えば2倍どころじゃなくて、3倍、4倍になる資産と、1.5倍とか1.2倍にしかならないものが、当然分かれてきます。その平均値が2倍ということですよね。
そのときに、例えば金は2倍どころか、4倍になる。その代わり、他のものは1.2倍で済む。例えば食料品なんかはそんなに上がらないとか、そういうことになるんだろうというふうに思っています。
金価格はおそらく大きく上がると思います。僕が今言っている4倍というのは、実質が4倍ということです。もし大きなインフレが起きて、仮に価格が2倍になったら、これは何ら儲かったことにならないというのは分かりますよね。すべてのものが2倍になっちゃうんだが、これで儲けが出たというのはおかしいでしょう。ただ、税務署は取りますけどね、それでも。そういうものじゃなくて、実質的に4倍になるというふうにお話をしています。
ただ、あんまり細かいことは、今の時点では一般の人には言っていないです。
じゃあ、どのくらいの期間かけて、その後下がっていくのかということですが、これはどこまで上がるかによりますから、今の段階では何とも言えないですけれども、そうは言ったって、やっぱりこんな感じかというのは知りたいでしょう。僕は10年以上は、その値段を抜くことはないだろうと思います。
1980年が一番いい例でしたが、この時850ドルという高値をつけました。今から見れば、今5,000ドルを超えていますから、大したことないんやって思うかもしれないですが、その年の間に300ドルまで落ちました。それで、その850ドルを抜くのに28年かかったんですよね。つまり、1980年に28足すと2008年でしょ。そこまでかかった。こういう28年かかるかどうかはわからないですが、そんな短期間で事が終わるという感じじゃないんじゃないかなというふうに思います。
ただ、その時のインフレ状況なども考えて、どうなるかというのをお話ししなければならないとは思いますから、またその時にもう一度聞いてくださいということになりますが、とりあえず今のところはそういう考え方がいいんじゃないかなと思います。
これでお分かりいただけましたでしょうか。他にもご質問があるようでしたら、お寄せになってください。
