質問日:2026/02/23
【林先生の回答】
こんにちは。林則行です。
あなたに言われて、このさぎ草をネットで見ました。
そうしたら、パッと見たときに、いわゆる白さぎが羽を広げたような形をしているんですね。
きれいだね、これ。
あなたは株がたくさん増えていいじゃないですか。
私たちの株式投資も、こうやって増えたらいいけど、なかなかそういうふうにもいかないのが、この投資の世界です。
それで、あなたが言っているのをよくわかりますよ。
ここは難しいところなんです。
基本的には、普通の景気循環では、景気が悪くなると金利が低くなります。
なぜかというと、お金を借りる人が減るじゃないですか。景気が悪くなると。
そうすると、お金を借りる人が少ないんだから、金利を低くしていって、例えば、今5%だったけど、5%じゃ高すぎるから借りないなと言って、4、3と下げていけば、3%くらいだったら借りても、ビジネスして収益が上がるかもしれない。
そう思い出す人が出てくるというので、だんだん金利が下がるわけですよね。
ところが、今度金融危機が近いとなると、全く話が変わってきます。
今までは、こうしたことは起きなかったんですよ。
景気が悪いから金利が低くなるというのは、リーマンショックのときのこと。
それまでのことだったんですよね。
これから起きることは、少し事情が変わってきまして、債券を持っている人が、本当に米国大丈夫かと言って、こういうふうに思い出すということですよね。
そうなると事情がだいぶ変わります。
例えば日本だったら、1200兆円の借金があります。
国債の発行残高ですよね。
これを戦後、一度もこの金額が減ってないんですよ。
だけど、新しい政権、今の政権が1年発起して、1兆円だけとりあえず返してみようということをするとするじゃないですか。
そうすると、今年の残高は1,199兆円に減るわけですよね。1兆円減るから。
これ何年続けたらゼロになるかということを考えてみると、誰でも計算できるんですが、1200年かかりますよね。
1200年前というのは、藤原道長が活躍していた時代ですよ。
私たちが藤原道長が残した借金を、やっと今年返し終えたなという話ってあり得ると思いますか。
これあり得ないでしょう。
何があり得るかというと、やっぱりその時代に借金は返さざるを得ないということですよ。
次の世代が返すわけがないからね。
じゃあどうやって返すかというと、方法は一つしかなくて、大きなインフレを起こすことです。
1940年代には日本に100倍のインフレが起きました。
戦後ですね。敗戦直後です。
これと同じようなもしことが起きるとすれば、100倍ですから1200兆円の借金は12兆円の価値しかないでしょ。
それをやるわけです。
そうやるとどうなるかというと、私たちの預金100万円あった人は1万円の価値になるってこういうことですよね。
それをやります。
江戸時代の最後にもありましたし、それ以外の時代の最後にも常にこのインフレがあったわけです。
これを見られそうだというふうに今思い始めている人たちがたくさんいるということですね。
これを見られると嫌なので、債券を持っていたら価値がゼロに近くなっていくじゃないですか。
だって今それを持っていたらどうですか。
例えばその債権を100億円持っていた人は1億円の価値になっちゃうでしょ。
これ嫌でしょ。
嫌だからみんな売るわけですよ。
売れば売るほど金利が高くなる。
こういう状況ですよね。
簡単に言って1年ものの金利が仮に今2%だとしますね。
そうすると債権価格は98円なんですよ。100円で償還するから。
これがみんなが売り出したら95円まで下がったということになれば1年間で5%上がることになるでしょ。
100円に戻りますから。
そうすると5%に金利が上がると。
こういうことの連続で金利が上がってくる。
これがこれから起きることだと思ってください。
お分かりいただけましたでしょうか。
他にもご質問があるようでしたらお寄せになってください。
