最近、企業へのサイバー攻撃で個人情報流出が相次いでいます。 この勢いで金融機関から資金が抜き取られるなどが起きないか心配です。 先生はこの状況をどう思われますでしょうか。 ご意見よろしくお願い申し上げます。

質問日:2026/10/08


【林先生の回答】

こんにちは。林則行です。

おっしゃる通り、ここのところ企業への不正アクセスの話が続いています。
ぼくは、金融機関から資金が抜き取られる心配は、
決して大げさなものではないと考えています。

10月6日の記者会見で、デジタル大臣が、
証券会社を含む民間企業で不正アクセスが相次いでいることについて
発言しています。
国民一人ひとりに「自分の情報は自分で守る」意識を持ってほしい、
という呼びかけでした。

国の担当大臣がこう言うのですから、
「何かあっても銀行や国が守ってくれる」とは考えにくいです。
自分の財産は自分で守る時代になった、と受け止めておくのがよいと思います。

そこでぼくがお伝えしているのは、
銀行に置いておくお金を減らして、金に移していくことです。
インターネットにつながった口座のお金は、
パスワードを盗まれれば、それだけで動かされてしまうおそれがあります。

金の地金なら、手元や貸金庫に置いておく限り、
ネット経由で抜き取られることはありません。
ネットで盗まれる心配から離れるという意味でも、
地金に変えていくのが一番良い方法ではないかと思います。

銀行については、ぼくはもともと、
大手銀行でも破綻の可能性があると考えています。
預金はゼロに近づけていく方向で、
ネット銀行なら1口座200万円程度までは問題ないと思いますよ。
ただし、急な出費に備えて、半年分ほどの生活費は
現金として別に確保しておいてください。

あわせて、口座を守る基本的な対策も大事です。
大臣の会見では、次の3つが呼びかけられていました。
・同じパスワードを使い回さない
・ログインのときに、パスワードに加えて
スマホに届く確認番号なども入力する設定を使う
・怪しいメールやSNSのメッセージに注意する
今お使いの銀行や証券会社の口座で、
こうした設定を見直してみるのも一つかと思います。

他にもご質問がございましたら、お寄せになってください。

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