先生のアドバイスに従い最近振り込まれた企業型DCも少しずつ間に投資しています。 そこで、今後のドル円為替の動向についておたずねしたいです。 林先生は今後円高に向かうとおっしゃっていました。 そうであれば今ある資金をもうしばらく持っておいてさらに円高になってから買い時になった金を買うことを考えています。 一方で私はジーニアス法でドルが強くなり円安に向かうのではなかろうかと考えているのですが林先生が今後の為替が円高に向かうと考えておられる根拠を教えていただけないでしょうか? よろしくお願いいたしたします。

質問日:2026/10/01


【林先生の回答】

こんにちは。林則行です。

僕がこのドルを弱く見ている最大の理由は、
債券の利回りがあまりにも高くなってしまったからです。
今は5.2パーセントとなっています。
10年債ですね。

これが高くなっているということは、
つまり債券価格が下がっているんですけれど、
これがとっても米国は嫌なことです。
もう本当にこれを何とかして回避したいんですよ。
そのために全てのことを優先これをやっていきたいんですよね。

今までは米国は他国からお金が入ってくるというのをとっても歓迎していきました。
お金が入れば基本的に買うのは株じゃなくて債券なんですよね。
大口は株じゃなくて債券を買ってきたわけです。
ところがそういう中でも債券価格は下がってしまいました。
つまり利回りが上がっちゃったことですよね。

それで政策をガラッと変えまして、
やっぱりこれのドル高だけじゃ駄目なんだと。
例えばドル高にしちゃうと日本もそうですし各国もそうですが、
輸入物価が上がっちゃいますよね。
そうすると輸入物価が上がると日本の金利が上がってしまう。
そうするとそれが米国にも反映してしまう、
そんなロジックを立てたんですよね。
本当はこんなところ意味ないんですよ。
最大の意味はそこではなくて米国の信用が薄れていることなんですけれど、
まあそこは気づかないんですよね、
あいつら。

それでいろんな手を打って、どうしてもこの金利を下げたいっていうふうな政策に出ていると僕は考えています。
そのためにドル高の政策はもうこれ以上やらないだろうというのが僕の考えで、
そういう意味で円高に向かうだろうというふうに考えているわけです。

ただし金の価格、
金を買う時はそこはあんまり重要じゃないんですよ。
為替っていうのは2割とか3割動けばいい方なんで、
これはお互いの国の生活を支えるレートですから、
そんなに急激に上がったり下がったりするもんじゃないんですよね。
大事なのは金そのものの価格が上がるかどうかっていうことですが、
これが僕は大きく上がっていくというふうに考えているわけです。

つまりここまで債券が売られてしまうと、
米国は株も駄目、債券も駄目っていう考え方になります。
そうするとあと残るは金しかないっていうような方向性に、おそらく近い将来になっていくだろうと思っています。
そういうことで今年いっぱいをかけて金投資をフルにしていく。
こちらをお勧めしているわけです。

ということで他にもご質問がございましたらお寄せになってください。

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