今後のシナリオを理解しておきたいので質問させてください。 質問① 金売却のベストタイミングは、デフォルト等から脱却して、同時に値下がりした金価格が再び上昇し、高値になった瞬間に売り抜くのでしょうか?その際には、通貨の安定が必須でしょうから、金売却のタイミングは20数年の相当後の話と理解すればよろしいでしょうか? 質問② 金売却のベストタイミングが現れない時期は、希少価値の高い金に投資して手元資産を守りつつ混乱の時代に耐え、混乱の時代には小口の金を売却しながら、生活していくイメージでしょうか? 質問③ 私の場合には、金投資して一年未満ですので、資産の保全よりも価格下落による見かけ上の損失が出ておりますが、短期的な一過性の現象と受け取って良いでしょうか?昨年から二千万投資しましたが、現在はマイナス80万の4%程度の損失です。今年始めの高値買いで買い増しした影響が出ているかと存じます。コンスタントに金を買い付けることで、回復することを願っていますが。

質問日:2026/08/15


【林先生の回答】

こんにちは。林則行です。

金の売却は、こんなふうに考えています。
まず、デフォルトがここ数年で起きるでしょう。
そうすると、大きなインフレが始まると思います。

これがどのぐらいの期間をかかるか、読めないところですよね。
世の中の人はデフォルトがあるなんて思ってないでしょうけれども、これはあるんだろうと思うんですよね。
どうせ返せないですからね。

これデフォルトがあってから、
インフレが僕の今の予想では数年で収まると思ってるんですね。
仮に今、二年で収まるとしたら、
金の上昇は最初の一年ぐらいで終わってしまうだろうと思っています。

普通はこのデフォルト後のインフレと金価格の上昇は同時になっていくというのが、一般的な理屈ですよね。
つまり、貨幣価値の下落と金価格の上昇は同じだということですから、
一般的にはそう考えるべきなんですが、相場というのはそういうものではなくて、
これインフレが、例えば30パーセントで進むとすると、
金価格は60パーセントで上がるということになるんですよ。
だから、最初に早い時点で金価格の上昇が織り込んでしまうと、こういう感じになるだろうと思います。

どのぐらいの期間になるかは分かりませんが、
三、四年では形がつくんじゃないかなと僕は考えています。
ただこの後、それで本当に終わるのかどうなのかは、ちょっと分からないですよね。
その時点でまた考えるしかないです。

ここの高値というのはものすごく高い形になるでしょうから、そこでは一旦売ることになります。
全て売ります。それは1980年と同じ感じじゃないかなと思っています。
1980年はその一年前に価格が四倍になったんですよね。
四倍になって、850ドルをつけました。
そこから二年弱で300ドルまで下がったんですよ。
だからどうしても、このやっぱり850ドル前後で売りたいんですよね。

その時の最大の問題は、850ドルをまた抜くのに28年かかったということなんですよね。
こういう相場になる可能性はあります。
それはどのぐらい高くなるかにもよるんですよね。
そのようにお考えになってください。

ということで、ここから一年以内にお持ちの現金は全て金にしておくといいでしょう。
相当な価格上昇が見込めると、そう思ったらいいと思います。
他の人たちが結構資産を減らしていく中で、自分だけがいい思いをするような世の中になるでしょうね。
あんまりそれ自体はうれしいことではないですけれど、そういうイメージになるというふうにお考えになってください。

他にもご質問があるようでしたら、お寄せになってください。

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