質問日:2026/08/15
【林先生の回答】
こんにちは。林則行です。
この金の投資でございますけれども、対策として考える場合でございますが、自分で投資をして自分がその収益を得る場合とほとんど同じなんですよね。
違うことについてもありますが、まずは同じだというところからお話をしておきましょう。
どういうことかというと、現物にするのか、それともETFのようなものにするかということです。
現物だと、儲けに対して一般的には税率が高いです。
これは相続になった場合でも全く同じで、あなたが買った時の原価で計算されますから、これは全く同じです。
特に相続人が働いているような場合はですね、その相続人の働いている所得と一緒に合算されてしまいますので、とっても高くなってしまいます。
これに対してETFは20パーセントですから安いですけれども、今度は資産税が導入された時に取られていってしまうというリスクがあります。
証券口座に資産税が導入されないとも限らないんですよね。
地金を手元で持っていればその可能性はゼロです。
だからどちらがいいかっていうのは、これは資産税を気にするのか、それとも所得税を気にするのかのどちらかを重きを置くという考え方になります。
人によっては半分ずつとか、そういうふうに考えている人もあります。
ここまでは相続の有無によって全く影響を受けない話なんですよね。
相続について影響が影響があるというのはこの後です。
つまり、贈与税で110万円まで毎年渡していくことができるんですよね。
贈与税の非課税の範囲として渡していくことができます。
ですからこれを少しずつやっていくということであるならば、おそらく地金の方が有利なんですよね。
これなぜかというと、必ずしも不可能ではないですが、ETFを毎年110万円ずつ渡してしまうと、継続性があるというふうに見られるんですよね。
そうすると今年110万円渡して、来年110万円渡して、その次の年110万円渡すというようなことになると、合計で330万円渡したじゃないかと。
だからこれ最初からそういう計画だったんじゃないか、つまりこれは330万円について課税するよというふうにやられてしまうんですよね。
これに対して地金ですと、例えば今年110万円の地金を渡した、翌年110万円の地金を渡すんだけれど、これは一年目は例えば結婚資金として、二番目は新築の家の金としてのような形で渡していくことができますから、名目と日にちさえ異なっていれば、全然継続性がないというふうに見てくれます。
この点、ETFですと、例えばそういうのがちょっと言いにくいんですよね。
言えないことはないとは思いますが、そういうちょっと問題もあるというふうに考えてください。
ですからあとはあなたのご判断で決めていくというふうにお考えになってください。
遺産の対策として有効かどうかっていうのは、簡単に言うと前もってそうやって渡せるかどうか程度なんですよ。
それ以外のことでは特にないというふうに思ってください。
これは他の資産全てについて言えることです。
ということで、他にもまたご質問があるようでございましたら、お問い合わせになってください。
