金地金の購入サイズについてお尋ねします。 これについて下記のような疑問を感じています。 よろしくご指導のほどお願いいたします。 今から5年後・10年後に林先生が語ってこられた金の将来が現実のものとなったとき、 未実現利益を確定し今後の価格下落に備えるため、手持ちの金を売却することが必要になると思いますが、 その際に大サイズの地金ゆえに生じる問題を回避するためには、はじめから小サイズの地金で保有しておく方が都合がよいと考えますがいかがでしょうか。 この「問題」のひとつは、一挙に多額の税金が課されてしまうことです。 量によっては所得税の最高税率が・・・ しかし、売りのタイミングが数年にわたって継続するようであれば、 処分量を分散することで各年の課税を大幅に軽減できることになりますが、小サイズの地金だと、この事態に容易にたいしょできるといえます。 ただ、一挙に全量を処分しなくてはならないような緊急事態が生じてしまうと、この対策は空振りとなってしまいますが・・・ もう一つの「問題」はサイズが小さいことで、 処分ルートや方法に自由度が生まれる、あるいは小サイズであって初めて処分ができたというような状況に直面するかもしれないという点です。 さらに、少量処分の場合、買取業者から税務署への通告の対象外となるという点もありそうです。 なお、以上のような点からは、小サイズ地金に代えてコインの購入も有力候補となりそうに思えます。

質問日:Wed Aug 19


【林先生の回答】

こんにちは。林則行です。

この金のサイズでございますけれども、僕はあんまりこだわる必要はないと思っています。
「私たちが金を売るとき、どういう状況になっているのか」というお話でございますけれども、おそらく金価格が大きく上がっていくということなんですよね。

一番いい例が1980年です。1980年の時は、その1年前に金価格は4倍になりました。
1年で4倍というのは、すごくでかいですよ。
そして850ドルという高値をつけたんですが、そこから2年しないうちに300ドルまで下がったんですね。

こういう感じじゃないかなと思うんですよね。
あまりに高い高値をつけます。そうすると、その後の下げはあまりに大きいという感じになるんじゃないでしょうか。
だから高値のところで売っていなければいけないので、あんまりゆっくりやっていることはできないと、そういうふうに思ってください。

例えばこういうことはあると思うんですよね。
僕は3回ぐらいに分けて売るのがいいんじゃないかなと思うんですね。
3回というのは、本当に一番高値がいつだか分かっていればそれはその日に全部売りますが、
そうはいかないので、それかもしれない前後に3回、もしくは多くても5回ぐらいじゃないですかね。

そうすると、それが年をまたげばいいですが、年をまたがないで全部5回売ってしまえば、その年に全部課税されます。
これちょうど真ん中ぐらいで半々になれば、2年に分かれるじゃないですか。
3年に分かれるということはないと思ってください。

そういうふうにまず生じますので、3回~5回で割れるようにしてあればいいだろうと。
例えば、あなたが全部で1キロを持っているのであれば、300グラムずつ、もしくは500グラム、200グラムずつであれば、これなんら問題がないと、こういうことですよね。
そう思ってください。

それからあと、この高値の時にはおそらく多くの人が金を買いたがるんだろうと思います。
今の需要の100倍はあると思ってください。
ですから、売るのはこれごく簡単です。
玉がなくて困ってしまうという状態になるでしょう。
田中貴金属、今一生懸命商売してますが、ああいう業者が10倍ぐらいは出てくるでしょうね。
そこのどっかで売ることになりますから、これ何ら売りについては問題がないというふうに思ってください。
大体みんな高くなったら売りたくなる、買いたくなるものなんですよね。

あとこの税務署への通告でございますけれども、
これやろうと思えば全ての取引は100万円以上は全て銀行からの送金になってますし、
100万円以下も身分証明書を出しますから、税務署は全部把握していると思った方がいいんですよね。

あなたがいろんな意味であんまり税務署と付き合いたくないというのであれば別ですが、
そうでない僕、例えばサラリーマンの方だった、もしくは年金の方というのであれば、何ら問題がないというふうに思ってください。

ということで、他にもご質問があるようでございましたら、お寄せになってください。

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