林則行様 1月に受講を始め、3月末までに録画講義64本を全て学習しました。 お陰様で、投資の基本(損切りが重要なこと)、売買のタイミングの見極め、などにつきイメージを持つことが出来ました。 4月に入ってから、学習したことのまとめ作業を行なっていますが、4点不明なところが残っています。 そのうちの2点については、先生に質問させていただきましたが、なおすんなり腹に落ちないので、この点も加えて質問させていただきます。 金価格4倍値上がりの根拠は、日銀保有国債残高の増加率(=円紙幣の発行増率)6倍(100兆円から600兆円まで)、 金価格の既上昇率2倍、差し引き4倍分が上昇未達(今後の上昇余地)という考え方しか思いつかないのですが、こうした捉え方で良いのでしょうか? (国内要因しか考えていないため、やはりおかしいかなとは思っています) 2. 米国のマネー70%(GDP比)(2020年)から87%(2022年~2023年)への急上昇、その後の60%台への引き下げは、どの指標で見ているのでしょうか? (ちょっと常識では考えられない急激な調節に思えますが) 3. 「損切りは一律に行なうべし(5%または8%、かつ総運用額の2%)。」という投資ルールは金投資の場合にも適用すべきと考えるべきなのでしょうか? (現在、先生が薦められている金投資に限ってはこのルールを適用しなくても良いのですよ、といわれているようにも聞こえるのですが) 4. 金価格が4倍の価格ゾーンに到達したとき、どのタイミングで売却すべきなのでしょうか。 ダウが陰転するタイミングに行なうのでしょうか?それとも、金価格が陰転するまで待つのでしょうか? 以上宜しくお願い致します。

質問日:2026/04/02


【林先生の回答】

こんにちは。林則行です。
ご質問くださってありがとうございます。やっぱり、分からないところを残しておくのは良くないです。



まず、1番目からいきましょう。
金価格とマネーの増大でございますけれども、こういう風に考えるという考え方も良いです。
それが何倍になったから、例えば、ここで言うと6倍になったという風にお書きになっていらっしゃるじゃないですか。
それが4倍に直につながるということではないです。
なぜかというと、金そのものは国際商品ですから、日本のことだけでは決まらないんですよね。

例えば、米国のマネー、米国の借金、こういうのも非常に関係ありますし、それから海外、他の国々のマネーの状況も考えることになります。
こういう話はセミナーでさらっとやっているんですけれども、このマネーの増額分がちょうど4倍になるとか、こういう考え方ではないです。
相場というのは、普通は行き過ぎたりすることがあります。
だから人気が出るとうんと上がったりすることがありますから、4倍というのはそういう人気というのも一部入れてはいます。
そのようにまずお考えになってください。



それから2番については、

FREDの「M2(米国のマネーストック)」を検索します
https://fred.stlouisfed.org/series/M2SL

「Edit Graph(グラフの編集)」ボタンから「EDIT LINE」タブの「Customize Date(データの)」のセクションを見つけます。

入力欄に「GDP(Gross Domestic Product)」を入力。追加(Add +)をします。
※候補には、Real Gross Domestic Productなどが出てきますが、M2が名目の数値であるためGDP必ず選択します。

「Line1」のセクションに「(b) Gross Domestic Product, Billions of Dollars, Seasonally Adjusted Annual Rate (GDP)」が追加されていることを確認の後、

「Fomula(式)」のセクションで「a/b」と入力して「Apply Formula(式の適用)」をします。

以上で、グラフが再現されます。




それから、この損切りルールというのは、基本的には金には適用しないです。
金は投資ではなくて現金、いわゆる日本のお金、これは偽物のお金ですよね。
本物のお金に変えるという行為ですから、投資というよりは、日本のお金を海外に行ったら、
例えばアメリカに行ったときには、ドルにはどうしてもしなきゃいけないですよね。

そのときにドルが下がっちゃったから損切りだというわけにはいかないじゃないですか。
そこでドルの世界である程度暮らすということであればね。
そういうのに似ていますので、決して損切りの対象にはならないです。



それから4倍はどういうタイミングで起きるのか、売却するのかということでございますけれども、
これはそのときにいろいろな経済情勢が出てきますから、それに基づいて僕が判断をします。
簡単に言うと、その頃インフレ率が非常に上がっているはずなんですね。
その上がっているインフレがある程度収まりつつあるところを狙って売ることになるでしょう。

これは非常に難しいんですよ。
今から言うのは、その頃の経済情勢って非常にわかりにくいですからね。
そういうふうにお考えになってください。

1980年に大きな金は天井をつけました。
そのときは価格が850ドルだったんですよね。
1年以内に300ドルまで下げてしまいました。

こういう展開になるだろうというふうに思いますから、売り時を間違えないようにまずしたいなというふうに思っています。
その後、この金は28年850ドルを抜けなかったんですよね。
ですから、そういうことのないように、皆様に売り時についてのお話をさせていただく予定です。
ということで、他にもご質問があるようでございましたら、お寄せになってください。

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