講義動画の「経済5」不況は商業銀行から始まる、を拝聴しました。 債権と金利の関係がよくわかりません。「債権利回り上昇=債権価格下落」とはどういうことでしょうか。 また、これは「金利が上昇すると、債権価格が下がる」と同義ですか。 金利は経済の温度計と聞いたことがあるのですが、いまいちイメージがつかめません。ご解説をお願いいたします。 どうぞよろしくお願いいたします。

質問日:2026/03/09


【林先生の回答】

こんにちは。林則行です。

金利が上昇するのと債券価格が上がるのとは、全く同じ意味です。

分かりやすいように、1年ものの金利で説明しますね。
最終的に債券というのは、100円で償還されますから、ちょうど1年前の金利が98円だったとしましょう。
98円ですから、1年後に償還されるので、大体2%になりますね。
つまり、100円に対して2円儲かるわけですから、大体2%の金利になります。

これに対して債券価格が97円に下がるとするじゃないですか。
そうすると、買っている人は1円損します。
これを100円に最終的になりますから、そうすると97円が100円になるので、3%ですよね。
つまり、2%から3%に上がります。
98円から97円になりますから、債券価格が下がる。
こういうふうに思ってください。

基本的には、経済が悪いときは、お金を借りたい人がいなくなります。
お金を借りたい人はいないということは、じゃあ金利を下げましょう。
下げたら借りる人が出てくるじゃないですか。
そういう方向になります。

ところが、これは一般的な景気の状況のときであり、全てのときにそうなるわけではないので、今後、それが効かなくなる時期が来るというのが、僕の考え方です。

つまり、債券なんかを持っていたら、この景気が悪くなるのに危なくなるじゃないか、ということになると、景気が悪いときに債券をどんどん売ってくるでしょう。
そうすると98円が97円、96円と下がってきます。
そうすると景気が悪いのに金利が上がってくる。
こういうような状況があるでしょう。

他にもご質問があるようでございましたら、お寄せになってください。

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