質問日:2026/02/13
【林先生の回答】
こんにちは。林則行です。
これはね、成行で注文するとこういうことになります。
つまり成行だと、その日の付く値段の中で、一番高い値段だったらでもいいわけですよ。
その値段を利用して、価格を表示しているということです。
この金額差は、仕組みさえ知っておいていただけば心配ないですよ。
まず日本の株やETFは、どんな銘柄にも当てはまる「制限値幅」というルールがあります。
前日の終値を基準にして、そこから「1日に動いていい値幅」が決まっているんです。
では1540金の果実の、昨日の終値はいくらだったかというと、24,025円です。
銘柄に関係なく、前日の終値が20,000円〜30,000円の間であった場合、制限値幅は「上下5,000円」とされています。
すると今日はルール上、最大で「29,025円まで」上がっていいことになるわけですね。
29,025円 × 8株で計算すると、ピッタリ232,200円になって、いただいた画像の「銀行口座から」の金額と一致します。
ということで以下はそれぞれ
・概算約定代金:もし今の値段23,600円 × 8株 で約定すれば 188,800円になる
・概算受渡代金:金額が上がれば最大で29,025円 × 8株 最大で232,200円が口座から引かれる
を意味しています。
ですがどちらもあくまで概算で、実際に口座から引かれることになるのは「約定代金と同額」のはずですよ。
ちなみにこれは「成行」注文ならではの出来事でした。
成行は「いくらでも買います」という注文です。だから証券会社は、「もし今日の最高値で買った場合でも足りるように」と、多めの資金を一時的に確保して表示したわけです。
もし「指値」の場合は概算約定代金と概算受渡代金とが一致するはずです。
ただ金額を揃えることに意味はありませんから、「とにかく買うこと」を優先するならやはり成行で、NISA枠の兼ね合いなどで大きな金額ズレを防ぎたい場合には「指値」で、のように使い分けていただくといいのではないでしょうか。
他にもご質問があるようでしたら、お寄せになってください。
